エアコンの移設費用はいくら?引っ越し時に知っておくべきこと

「引っ越しでエアコンを持っていきたいけど、費用はどのくらいかかるの?」 「買い替えるべきか、移設すべきか迷っている」

そんな疑問を持つ方に向けて、電気工事士として28年現場を歩いてきた筆者が、エアコン移設費用の実態をわかりやすく解説します。


目次

エアコン移設費用の相場

エアコンの移設は「取り外し」と「取り付け」の2工程に分かれます。それぞれの費用相場は以下の通りです。

作業内容費用相場
取り外し工事5,000円〜10,000円
取り付け工事10,000円〜20,000円
冷媒ガス補充(必要な場合)5,000円〜30,000円
配管パイプ交換(必要な場合)10,000円〜20,000円
合計目安15,000円〜55,000円

※移設先の状況(配管穴の有無、室外機の設置場所など)によって大きく変わります。


移設費用が高くなるケース

現場経験から、以下のような状況では費用が上がりやすいです。

1. 配管の距離が長い

室内機と室外機の距離が離れるほど、配管パイプの材料費と工賃が増えます。ほとんどの場合、標準は4m以内で、それを超えると追加料金が発生することが大半です。

2. 隠蔽配管の物件への取り付け

壁の中に配管を通す「隠蔽配管」の物件は、工事が複雑になるため費用が割高になります。場合によっては対応できない業者もいるほどです。

3. 2階以上への室外機設置

室外機をベランダではなく屋根上や2階以上の高所に設置する場合、作業の難易度が上がり費用が増加します。

4. 冷媒ガスの補充が必要

取り外し・運搬の過程でガスが抜けてしまうこと(抜いてしまわないと取外しできない場合など)があります。補充が必要になると費用が大幅に上がるため、事前に業者に確認しておくと安心です。


移設と買い替え、どちらがお得?

費用だけで比較すると、以下の目安で判断するといいでしょう。

移設がお得なケース

  • 購入から5年以内の比較的新しいエアコン
  • 高機能・高単価のモデル(購入価格が20万円以上)
  • 移設先の環境が整っていて追加工事が少ない

買い替えがお得なケース

  • 購入から10年以上経過している
  • 旧型で電気代が高い(省エネ性能が低い)
  • 移設先で大規模な追加工事が必要になる

一般的にエアコンの寿命の目安は10年と言われています。古いエアコンを移設するより、最新の省エネモデルに買い替えた方が、長い目で見て電気代の節約になるケースも多いです。


移設を依頼するときの注意点

引っ越し業者への依頼は要注意

引っ越し業者もエアコン移設を請け負っていますが、中抜き料金がかかり、エアコン工事の専門業者と比べると割高なケースが多いです。また、工事の品質にばらつきがある場合もあります。

できれば地元のエアコン工事専門業者などに依頼するのがおすすめです。

移設前に確認すること

  • 移設先の配管穴の位置とサイズ
  • 室外機の設置スペースの確保
  • 電源コンセントの電圧(100V・200V)の確認
  • エアコンのメーカー・型番(古すぎると部品がない場合も)

まとめ

エアコンの移設費用は状況によって大きく異なりますが、概ね2万〜5万円程度を目安に考えておくといいでしょう。

移設か買い替えかの判断は「エアコンの年数」と「移設先の環境」が決め手になります。迷ったときは、複数の業者に見積もりを取って比較するのが一番確実です。

引っ越しの際のエアコン工事については、お気軽にご相談ください。

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