「エアコンをネットで買ったけど、そもそも自分で買った機械を取り付けてくれるの?」 「家電量販店と地元の業者、どっちに頼んだ方がいいの?」「自分で買った機械の取り付け工事っていくらかかるの?」
そんな疑問に、電気工事士として28年現場を歩いてきた筆者が、2025年の最新相場とお得に工事を依頼するコツをまとめました。
エアコン取り付け工事費用の相場(2025年版)
取り付け工事の費用は「標準工事費」と「追加工事費」に分かれます。
標準工事費の相場
| 工事内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 室内機・室外機の設置 | 8,000円〜15,000円 |
| 配管接続(4mまで) | 6,000円〜8,000円 |
| 電気配線接続 | 込み |
| 試運転・動作確認 | 込み |
| 標準工事合計 | 15,000円〜23,000円 |
家電量販店では「標準工事費込み」と表示されていることが多いですが、実際には追加工事が発生するケースがほとんどです。
追加工事費の相場
| 追加工事の内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 配管延長(1mあたり) | 1,500円〜3,000円 |
| 配管カバー取り付け | 5,000円〜15,000円 |
| エアコン専用コンセント増設 | 15,000円〜25,000円 |
| 配管穴あけ(壁1か所)木造等:RC造等 | 3,000円〜8,000円:10,000〜20,000円 |
| 室外機の壁面・天吊り設置 | 10,000円〜20,000円 |
| 隠蔽配管対応 | 20,000円〜50,000円 |
追加工事が重なると、総額で5万〜8万円になるケースも珍しくありません。
工事費用が高くなる状況3つ
1. 専用コンセントがない
エアコンは専用の電気回路が必要です。コンセントがない場合は電気工事が必要になり、費用が大きく上がります。新築や築浅の物件ではほぼ設置済みですが、古い物件では注意が必要です。
2. 配管穴がない・位置が合わない
壁に配管を通す穴がない場合は穴あけ工事が必要です。またコンクリートの壁や石膏ボード以外の素材の場合、さらに費用が上がることがあります。
3. 室外機の設置場所が特殊
地面に置けない場合(ベランダが狭い・屋根上・2階の外壁など)は、専用の架台や金具が必要になり追加費用が発生します。
依頼先別の費用比較
依頼先 | 費用感 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 家電量販店 | 中〜高 | 安心感・保証がある | 下請け業者が来ることも |
| ネット専門業者 | 安〜中 | 価格が安い | 当日の追加請求に注意 |
| 地元の電気工事店 | 中 | 対応が柔軟・アフターが安心 | 見積もりが必要 |
| 引っ越し業者 | 高 | まとめて依頼できる | 割高になりやすい |
現場経験から言うと、地元の電気工事店への依頼が一番コスパが良いケースが多いです。融通が利きますし、何かあったときにすぐ対応してもらえます。
エアコン工事費用を安くする5つの方法
1. 複数社から見積もりを取る
最低でも2〜3社から見積もりを取ることで、相場感がわかり価格交渉もしやすくなります。
2. 春・秋に依頼する
エアコン工事の繁忙期は夏(6〜8月)と冬(12〜1月)です。閑散期の春や秋に依頼すると、値引き交渉がしやすくなります。
3. まとめて複数台依頼する
2台以上まとめて依頼すると、1台あたりの工事費を割引してもらえる業者が多いです。
4. 不要なエアコンの処分も一緒に依頼する
古いエアコンの取り外し・処分を同じ業者に依頼すると、まとめて割引になることがあります。
5. 自分でできる準備をしておく
室外機の設置スペースを事前に確保したり、コンセントの位置や電圧を確認しておくだけで、現場での確認作業が減り工事がスムーズに進みます。
工事前に確認しておくべきこと
工事当日にトラブルが起きないよう、事前に以下を確認しておきましょう。
- 専用コンセントの有無(エアコン用の2穴または3穴のコンセント)
- 電圧の確認(100V・200Vどちらか)
- 配管穴の有無と位置
- 室外機の設置スペース(幅・奥行きの寸法)
- マンションの場合は管理規約の確認(穴あけ・配管カバーの制限がある場合も)
まとめ
エアコン取り付け工事の費用は、標準工事だけなら1万円前後ですが、追加工事が重なると5万〜8万円になることもあります。
大切なのは「標準工事費込み」の表示を鵜呑みにせず、事前に現地確認と詳細な見積もりをしてもらうことです。
工事に関するご不明点やご相談は、お気軽にお問い合わせください。

コメント