「エアコンから変な音がし始めた」 「ガタガタ・ピシピシ・キーンって音は故障のサイン?」
電気工事士として28年、数え切れないほどのエアコントラブルを現場で見てきた筆者が、音の種類別に原因と対処法を解説します。
異音の種類と原因一覧
ガタガタ・ガラガラという音
原因として考えられること
- フィルターやカバーの取り付けが緩んでいる
- 室外機の固定が緩んでいる
- 室外機の内部に異物(木の葉・小石など)が入り込んでいる
対処法 まずフィルターとカバーをしっかり取り付け直してみましょう。室外機の場合は、周囲に異物がないか確認します。固定ボルトの緩みは、素人での対応は危険なため業者に相談してください。
ピシピシ・パキパキという音
原因として考えられること
- 運転開始・停止時の温度変化によるプラスチック部品の膨張・収縮
対処法 実はこの音は故障ではありません。温度変化による部品の自然な動きなので、特に対処は不要です。気になる場合は業者に確認してもらいましょう。
キーン・ピーという高音
原因として考えられること
- コンプレッサーの異常
- ファンモーターの劣化
- 冷媒ガスの不足
対処法 これらは修理が必要なサインです。放置すると完全に壊れてしまうことがあります。早めに業者に診てもらうことをおすすめします。
ゴーゴー・ブーンという低い音
原因として考えられること
- 室外機の設置が不安定でビリビリと共振している
- コンプレッサーの老朽化
対処法 室外機の下に防振ゴムを敷くことで改善するケースがあります。コンプレッサーの問題であれば、修理か買い替えを検討する時期かもしれません。
チョロチョロ・シャーという水の音
原因として考えられること
- 冷媒ガスが流れる音(正常)
- ドレン排水の流れる音(正常)
- 水漏れが発生している
対処法 運転中に聞こえる程度であれば正常な動作音です。ただし室内に水が垂れている場合はドレンホースの詰まりが考えられます。ドレンホースの出口を確認し、詰まっていれば掃除機で吸い取るか業者に依頼しましょう。
カビ臭い・酸っぱいにおいと一緒に音がする
原因として考えられること
- 内部のカビや汚れの蓄積
- フィルターの目詰まり
対処法 エアコンクリーニングのサインです。内部洗浄を業者に依頼することで、においと一緒に異音が解消されることがあります。
異音が出たときに絶対やってはいけないこと
- 自分で分解しない:感電や冷媒ガス漏れの危険があります
- そのまま使い続けない:小さな異音でも放置すると大きな故障につながります
- 電源を抜いてすぐに再起動しない:コンプレッサーに負担がかかります
買い替えを検討すべきサイン
以下に当てはまる場合は、修理より買い替えを検討した方がいいかもしれません。
- 購入から10年以上経過している
- 修理費用が5万円以上かかる見込み
- 同じ箇所を2回以上修理している
- 電気代が明らかに増えている
まとめ
エアコンの異音は、放置していい音と早急に対応が必要な音があります。
ピシピシ・パキパキ音は正常な動作音ですが、キーン・ゴーゴー・ガタガタ音は故障のサインである可能性が高いです。異音が気になり始めたら、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
エアコンの異音や故障に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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