エアコン工事でよくあるトラブル5選|電気工事士が実例を解説

「エアコン工事を頼んだら、後から追加料金を請求された」 「工事が終わったのに、エアコンの効きが悪い気がする」

電気工事士として28年、現場でさまざまなトラブルを目の当たりにしてきた筆者が、エアコン工事でよくあるトラブルとその対策を解説します。


目次

トラブル1:後から追加料金を大幅に請求された

よくある状況

「標準工事費込み」と広告に書いてあったのに、当日になって「配管が長いので追加です」「コンセントが対応していないので工事が必要です」と言われ、想定外の費用がかかった。

原因

標準工事の範囲が業者によって異なること、また現場の状況を事前に確認せずに見積もりを出す業者が存在することが原因です。

対策

  • 事前に現地確認と詳細な見積もりを依頼する
  • 「追加料金が発生する可能性のある条件」を書面で確認する
  • 複数社から見積もりを取って比較する

トラブル2:工事後にエアコンの効きが悪い

よくある状況

新品のエアコンを取り付けたのに、なんとなく冷えが悪い。前のエアコンの方がよく効いていた気がする。

原因

配管接続時の冷媒ガス漏れ、または真空引き(配管内の空気を抜く作業)が不十分なことが主な原因です。手抜き工事をする業者が真空引きを省略するケースがあります。

対策

  • 工事中に真空引きをしているか確認する(真空ポンプを使う作業があるはず)
  • 工事後に試運転をしてもらい、しっかり冷えるか確認する
  • 不審に思ったら別の業者に点検を依頼する

トラブル3:工事後に水漏れが起きた

よくある状況

エアコンを取り付けてしばらくしたら、室内機から水が垂れてきた。

原因

ドレンホース(排水ホース)の取り付け角度が悪い、または接続が甘いことが原因のほとんどです。排水が正しく流れず逆流して室内に漏れてきます。

対策

  • 工事後に冷房運転をして、ドレンホースから水がきちんと排出されているか確認する
  • 水漏れが起きたらすぐに工事業者に連絡して無償対応を求める
  • 工事完了後1年以内の不具合は工事保証の範囲内であることがほとんど

トラブル4:壁に余計な穴を開けられた

よくある状況

工事が終わって確認したら、配管穴の位置がずれていて余計な穴が開いていた。または穴が大きすぎてスリーブ(穴のカバー)で隠しきれない。

原因

施工精度の低い業者や経験の浅い作業員による施工ミスです。

対策

  • 工事前に配管穴の位置を業者と一緒に確認・マーキングする
  • 工事中はできれば立ち会う
  • 万が一ミスがあった場合は、補修を業者負担で行うよう求める

トラブル5:室外機の設置場所が使いにくくなった

よくある状況

室外機を置いた場所が通路をふさいでしまった、または振動音が隣近所に迷惑をかけてしまっている。

原因

設置前に十分なスペース確認や近隣への配慮がなかったことが原因です。

対策

  • 設置前に室外機の寸法と設置場所を確認する
  • 隣の家との距離や通路への影響を事前に考慮する
  • 振動対策として防振ゴムや防振架台を使用する

信頼できる業者を選ぶポイント

トラブルを防ぐには、最初から信頼できる業者を選ぶことが大切です。

  • 現地確認をしてくれる業者を選ぶ
  • 書面で詳細な見積もりを出してくれる業者を選ぶ
  • 工事保証がある業者を選ぶ
  • 第二種電気工事士の資格保有者が作業する業者を選ぶ

「安さだけ」で選ぶと手抜き工事のリスクが高まります。適正価格で丁寧な工事をしてくれる業者を選びましょう。


まとめ

エアコン工事のトラブルのほとんどは、事前の確認不足と業者選びのミスが原因です。

工事前に現地確認・詳細見積もり・書面での確認を徹底し、工事後は必ず試運転で動作確認を行いましょう。

エアコン工事に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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